iriというシンガーソングライターを知っているか?

アーティスト紹介

 

昨年よりiriというアーティストにハマっている。

「知っているか?」と問うほど無名でもなければ一般的にはまだ有名でもないが、
恐らく今年来年であっという間にかけ上がるのだろう(正確には現在進行形)、
94年生まれの女性シンガーソングライターである。

20161025-iri

経歴をOfficialから借用すると、

iri(イリ)1994 年生まれ。
神奈川県逗子市在住のシンガーソングライター。
都内の大学に通いながら独学で学んだギターで弾き語りライブを始める。
2014年、雑誌NYLON JAPANとSony Musicが開催したオーディション『JAM』でグランプリを獲得しN.Y.留学を経験。
(中略)

アコースティックギター弾き語りのスタイルではあるが、Hip Hop的なリリックとソウルフルでリヴァービーな歌声でジャンルレスな音楽を展開。
ライブハウスやクラブ等での活動はもちろん、新人にもかかわらず、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO」をはじめ、 各地フェスやイベントにも出演する期待の若手女性アーティストである。
また2016年にはサーフミュージック界の雄ドノヴァン・フランケンレーターのライブオープニングアクトを務め、 OCEAN PEOPLESやサマーソニックに出演するなどデビュー前から注目度が高まる。

とのことで、何だか分かるような分からないような感じだが、
なんと言っても彼女の最大の魅力は「声」に尽きる。

可憐な外見とは違い(しかし慣れると外見ともしっくりくる)、低くセクシーでクールな声で歌い上げる。
また、基本は上記の通りアコースティックギターの弾き語りが彼女のベースになっているが、
そのベースを軸に、毎曲新進気鋭のトラックメーカーやアレンジャー(中でも有名な人だと「水曜日のカンパネラ」メンバーのケンモチヒデフミ)などと組むことで、アコースティックギターの弾き語りとは真逆の非常にクールなトラックに仕上がり、彼女の声、ヒップホップ的リリックと抜群に絡み合う。

また、曲自体も恋愛曲ばかりでなく、人や自己に対する彼女独自の洞察が伺える楽曲観がとても好きだ。この辺もヒップホップ的で、声と歌詞と楽曲が完璧にマッチ。

従って、女性シンガーソングライターが好きな人、Hip Hopが好きな人、トラックメイキングが好きな人、などなど、あわゆる音楽的切り口で見ても魅力があり、
さらに音楽のみならずそのファッション性やiriの持つ雰囲気など、アーティスト的側面だけでもあらゆる人を惹き付ける存在であることは間違いない。

まあ何はともあれ説明より一聴とのことで、アコースティックなものも含め2曲聴いていただきたい。
私はこの一曲目で完璧にノックアウトされた。MVも最高。

続いてアコースティックなもの

いかがだろうか。
鳥肌が立って、ただ「かっこいい」しか言えないという方も多いのでは・・・?
まさに私。

特に一曲目の「rhythm」だが、
この曲はMVも含め、iriの魅力を最もよく表現している楽曲ではないかと今も思う。
冒頭の歌い出しなんて破壊力ありすぎて、心が持っていかれないリスナーがいるのだろうか。

「rhythm」が収録されている『GROOVE IT』。ジャケもほんとに素晴らしい。

こちらの楽曲は元々iriの作曲段階では、確か2コードくらい?でシンプルにギターで書かれた弾き語り楽曲だったと何かで読んだ記憶があるが、

これをiriの世界観を踏まえてこのような超絶トラックに仕上げたアレンジャーも相当凄い。
ちなみにMVとアレンジを提供したのはTokyo Recordingsというクリエイター集団。
iriに限らず非常に注目なチームです。

まあこのように、毎度クリエイターと組むことでよりiriの世界観が最大限に具現化されるわけだが、やはり基本はiriが曲を書いているため、全て一貫した楽曲の雰囲気があるのでとても良い。
斬新なアレンジに決して食われないどころか、さらに乗りこなしてしまうバランス力がiriにはある。

最近ではケンモチヒデフミ提供の「watashi」が、NikeWomen「わたしに驚け」キャンペーンのテーマソングになるなど、活躍の場が広がっている。

当然ライブもフェス等各地で行われているが、私は二度iriのライブを観に行った。
一度目は今年の2月に渋谷WWWで、そして二度目はつい先日23日にkan Sanoなどと出演した代官山LOOPでのライブだ。
渋谷で観た際は、少しまだ固い感じがあり、反面まだ伸びしろがありすぎて楽しみだなと感じさせるものだったが、先日のライブではすでに進化を遂げており、完成度が高かった。
ちなみに実際に生で観ると、リスナーのイメージ通りのクールな雰囲気はもちろん、時折見せる少し幼い表情が垣間見れる。
それら全てがアーティスト"iri"を立体的にさせ、我々はただ彼女に目、耳、そして心を奪われることとなる。
ぜひ体験してほしい。

さて、そんなiriを今後も注目していきたいと思う。
私も作り手の端くれである以上、ただリスナー側にいるのではなく、こんな素敵なアーティストと共演できるように日々精進します。

 

 

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