センス溢れすぎるTom Mischという男

昨年からずーーっとハマり続けているミュージシャンがいる。
ロンドン出身のTom Misch(トム・ミッシュ)という男である。中々のイケメンでもある。

彼は、SSWでありギタリストでありトラックメイカーでもあるが、その根底にブラックミュージック(特にhiphop)が流れているのを強く感じる。
実際、J Dillaをこよなく愛している様子が彼のSNSやインタビュー、そして何よりその楽曲から伝わってくる。

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どんな説明よりも、一聴した方がTom Mischの魅力が伝わるのは確かなので、
この辺で彼の最新曲をまず聴いていただきたい。

どうだろう。「上質」と一言で片付けてはあまりに安っぽいが、
この心地良さはやばい。聴いている間は、時間が全て緩やかになっているような感覚になる。
Tom Mischは、シンプルなやり方で音楽の心地よさや、グルーヴの気持ち良さを出すのがとても上手い。
この「movie」のような緩やかな曲も、そうでなくアップテンポの曲も、
全て音楽の”ツボ”に必ず落とし込んでくる。リスナーはこの心地良さからは逃げられない。

一方で、ミュージシャン側の立場からTom Mischを見てみると、
構成、使う音、などの面で誤解を恐れず言えばワンパターンに近いとも言える。
しかし、ここがまさに勝負所で、それでいて毎度新鮮な楽曲をリリースする。
これはとてつもなく凄いことで、
ある食材と調味料が渡された際に、普通の我々であれば3種類も出せば「もうこれ以上はレパートリー浮かばないけど」という状態になる所を、
彼の場合は永遠に違うものを作り続ける能力がある感じなのだ。
もちろんそれらは全部美味しいに違いない。
これこそがセンス溢れる所以であり、音楽を表面ではなく根っこから理解している人間にしか成し得ない。

この洗練され尽くしたサウンド、だけど無機質なのではなく人間味や生っぽさ、暖かみが同居する音。
やはり彼の中から自然と出る何かがそうさせるとしか思えない。
(しかし、何より彼がまだ20歳という事実は色んな意味で信じられない…)

彼の音楽は、今後も継続的に紹介していくとして、
今夜はしばらくTom Mischの音楽に浸ろうと思う。

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