皆さん、釣りに行かれる際はフローティングベスト等を着用されているだろうか。
命を守るという意味合いは当然だが、しかし実は他にもメリットがあるフローティングベスト。
今回は、いくつか着用歴がある私が現状最高の商品だと感じて日々使っている
Pazdesign(パズデザイン) スーパーライトベスト/SUPER LIGHT VEST SLV-024
を徹底インプレしたいと思う。
私のフローティングベストの選定ポイント
私はシーバスを陸っぱりからランガンで狙う釣行スタイルであるが、特に初心者の方で同じスタイルの方は、以下の優先度を参考にしていただけると後悔はないかなと。
- 浮力
- 軽さ
- 着心地
- デザイン
浮力は言わずもがなだが、「軽さ」は特に重要なポイント。
軽いかどうかは、毎回面倒くさがらず着用し続けられるかどうかに直結するので、ここは100グラムでも軽いものを見つけて欲しい。
と言いつつ、私自身いくつか使ったり店で試着した経験上、これら重要ポイントを全て満たしているのはこの商品だけかもしれないと思っている。
Pazdesign(パズデザイン) SUPER LIGHT VEST SLV-024
これですね。個人的には結構完璧に近い。
決して安物ではないけど、全然それ以上の価値はあった。
これからたっぷり画像付きで紹介するが、先に一言で長所と短所を言うと、
長所:とにかくめちゃくちゃ軽くて着心地最高。
短所:収納力は他の商品に譲る。
軽さに関しては、約1kgという随一の軽さを誇る。
これは他のベストに比べると、だいたい缶コーヒーだったり500mlペットボトル1本分くらい違うので、実際の釣行を考えるととんでもないアドバンテージとなる。
それでは各機能を見ていこう。
画像たっぷりで一つ一つご紹介
〜前面〜
まずは前面。ポケットは大×2、小×2。

大ポケットから紹介していこう。

大ポケットは左右同じサイズで、一応内ポケット(マチはなし)というか仕切りが二枚ある。
私は左右で1ケースずつ違うルアーケース(下記商品リンク参考)を入れている。


ちなみに上記のルアーケースはそれぞれ下記商品である。
↑リバーシブルな優れもの。めちゃくちゃオススメ。
まさに一つ目のルアーケースであるが、ルアーマン御用達の205×145×40mmサイズのケースは、一つでは余裕あるものの二枚は入らない。
そのサイズのケースを一つのポケットに二枚入れたい人も多いと思うので、もしかしたらこの辺りが人によっては収納不足になるのではと感じている点である。
なお、上記で紹介した商品を一つのポケットに二枚無理矢理収納することはできるが、ファスナーはかなりギチギチになるのでオススメはしない。


ちなみに大ポケットはどちらも底部分がメッシュになっているので、排水OKでウェーディングやる方にもオススメ。

なお、ロゴが入っていない方の大ポケットはプライヤー挿しとしても機能するが、少しホールド感は甘いのでコイルコードなどでD管と結んだ方が良い。

続いて、同じ前面についている小ポケット×2はこんな感じ。


この小ポケットは見た目以上に容量があって、成人男性の握りこぶしなら手首くらいまで入る感じ。
自分はiPhoneと充電器、あとはメジャーなどの小物類を入れている。
なので、こちらに小さいルアーケースを入れている人もいるようだ。
〜背面〜
続いて背面の紹介。

首元に大きいサイズのD管がついており、こちらはランディングネット(タモ)を引っ掛けることができる。


そして何といっても背面に最大のポケット(下画像の赤枠)があり、ここはレインコートやルアーケースなど色々なものが収納できる。
ただ、クッションもなく背中に直接当たる部分であることと、着たままファスナーを開けて取り出すのは苦労するため、硬いものや頻繁に取り出すものはやめたほうがいいかもしれない。
自分は薄い財布や使用頻度が少ないワームなどをここに入れていることが多い。

なお、左右どちらにもファスナーがついている。


続いて、背面の底部にもう一つファスナーがある。


ここには500mlペットボトルなど飲み物を収納することができ、これが結構隠れたグッド機能だと感じている。
それまでは100均などにあるペットボトルホルダーを買ってズボンのベルト等にくくっていたが、割と重く感じるのとスボンがどうしても下がってくる感じが地味にストレスだった。
そこから解放されたことと、思ったよりも使い勝手が良く取り出しや収納も手間取らないので気に入っている。
〜内部〜
ここまで、前面と背面を見てきたが、次は内部を確認しよう。



ここで本商品の最大の売りポイントが2つ。
まず一つ目は、浮力体の素材が、他のベストで使用されている硬い発泡スチロールのような板状のものではなく、ビーズフロートシステムという粒状の浮力帯を使用していること。

これにより身体にフィットするため、着心地が優れているのはもちろんのこと体全体でベストを支えるので、肩への負荷が他へ分散されるのだ。
負荷分散にも関わるが、もう一つの売りポイントが、腰ベルトの存在だ。

この腰ベルトをシートベルトのようにしっかり締めることで、ベスト自体を腰でも支えるような形になるので、肩への負荷分散がされて非常に軽く感じる。
思い出して欲しいのだが、元々他のベストよりも缶コーヒーもしくは500mlペットボトル一本分軽いのに、この腰ベルトと先ほどのビーズフロートシステムにより、さらに軽く感じるようになるのだ。
これは実際とても実感があり、他のベストとぜひ実際に比較すると即買いしたくなるレベルだと思う。
とにかく軽さは正義なのだ。これが釣行の頻度や時間、そして何より着用を守れるかどうかに直結する。
また、この腰ベルトのおかげで、一般的なベストのように股を通すベルトが不要になるので脱着の煩わしさからも解放される。
(しっかりときつめに締めないと落水時にベストがすっぽ抜ける危険もあるため要注意)
ちなみに、この腰ベルトを締めた上で、ベスト前面にある3本のベルトをカチッとすれば着用OK

この利点としては、ベストによくあるジッパーを上げるタイプと違い、つい着用を避けたくなる夏でも比較的涼しいということ。これも地味ながら重要なポイント。
以上が内部に関わる話だったが、最後にD管の位置と数を確認しておこう。
D管は装備品や使い勝手に影響する部分なので、慣れてる釣り人はうるさいポイント。
前面の左に二箇所。

前面の右に二箇所。

底部に二箇所。

そして背面に最大のD管が一つ、といった感じである。

最後の最後に、参考程度に着用した感じを。
※移動時は肩ベルト緩くしてる関係で、この画像は少し肩ベルト長めになってます


まとめ
ここまで詳細を見てきたが、改めて今回のフローティングベストが合う方と合わない方を簡単に記しておきたい。もちろん私の偏見なので鵜呑みにはしないように。
おすすめできる:陸っぱりからシーバス等をルアーで狙う方で、特にランガンスタイルの方。また、車ではなく電車やバイク、自転車など荷物を多く持ち運べない方。
おすすめできない:ルアーを大量に持参して釣行する方。価格優先でベストを選びたい方。
ちなみに、私は以前は工具箱のようなタックルケースを二つ持ち込んで釣行するスタイルを一時期とっていたが、今回のベストを購入してからは記事内で紹介した通りルアーケースを二つだけで全然問題なく釣行できている。
これでもシーバス用のプラグを20個は持ち運べるし、さらに持って行く場合は背面のポケットを使用すれば良い。
というか、2〜4時間ほどシーバス狙うスタイルであれば全然これで十分なことに気づいた笑
なので、本当に軽さと着心地に優れ、そして今回あまり触れなかったがデザイン性(他のベストって何であんなにおじさん臭いんだろう...)も高い今回のベストはめちゃくちゃおすすめ。
いずれにせよ、ご自身のやりたい釣りに合うベストを選び、どんなに安全そうに見える釣り場であっても必ずフローティングベストの着用は強く強く推奨する。
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