初心者の私が実際に買った、シーバス釣りに本当に必要だったモノ

釣り

「竿、リール、ルアー」だけではダメ

ルアーでのシーバス釣りを始めるにあたって、何を買えばいいのか、これが非常に分かりにくい。

まず巷で書かれている同様の記事は、メーカー案件の匂いがする有り難みのない記事か、経験者目線で書かれたものが多いと感じる。

経験者目線での必要なモノは、初心者にとって過不足が生じたり、プレースタイルや好みに偏りがあることもあってか、初心者がまず共通して必要なものを把握しづらいのである。
現在は週に1,2回の頻度で釣行を続けている自分も、少し前にシーバス釣りをスタートする際まさにググりにググりを重ねて時間を浪費したが、現在となっては初心者が共通してまず揃えるべきものが正確に分かったので、忘れないようにこちらに書き残しておく。

ちなみにここで紹介している商品は、実際に私が購入して使っているもの(※リール以外)なので、選ぶのが面倒な人はぜひそちらも参考にしてほしい。買って後悔している商品は一切ここには記していない。

なお、一応注意点として、本記事は堤防・河川にて陸っぱりからシーバスをルアーで釣ることを想定しているので、例えばサーフやボートからの釣行の場合は事情が異なるかもしれないが、そちらのケースもほぼほぼここに記載しているものは必要なはずで、プラスでそれそれの釣り方に必要なものが生じる認識である。

必須なモノ

先にリスト化し、詳細は順に記載していく。

  • ロッド(竿)
  • リール
  • ライン(糸)
  • ルアー
  • プライヤー
  • ランディングネット(タモ網)
  • フローティングベスト
  • ヘッドライト

ロッド(竿)

調べ出すと、長さ、硬さ、素材、とかで迷走するので、こだわり出すのはもっと全然後で良いし、初心者に元々自分の好みがある人は少ないと思うので、まず平均的なものを使えばOKかと。

調べれば初心者用のロッドはいくつか定番が出るので何でもいいと思うが、個人的には色々検討した結果こちらを購入。

理由は周囲のシーバスアングラーの方で、最初の一本として使っている人が多く、かなり好評だったことと、4本継のロッドだからである。

4本継とは、収納する際にロッドを4分割することができることを意味するが、他の初心者定番ロッドは確か2本継がスタンダードだったと記憶している。
4分割できるということは、それだけ持ち運びの際にロッドの長さを短くすることができるので、例えば電車釣行の際などに携行性の面で便利なのである。

実際今も釣行で利用しているが、現状では不満なし。

リール

リールもロッドと同様に、釣具の中ではピンキリでこだわりだすとキリがない系ツール。

こちらもまずは平均的なものを購入すれば何でも良いと思う。
基準としてはこの辺りおさえておけばよいかと。

  • スピニングリール(こだわりなければ)
  • 2500~3000番
  • ノーマルギア

なお自分はシーバス用にはDAIWA PRIMAX 2500(※現在廃盤)を使用。
理由は元々別の釣りで使っていて余っていたので、シーバス用にしただけ。

以下は実際に購入したわけではないのであくまで参考となるが、下記はamazonにてランク上位にいて、なおかつレビュー良く手頃な価格なので検討してみてはいかがだろう。

ライン(糸)

種類としてナイロンかPEをまず選択する必要がある。

一応、シーバス釣りでは現在はPEが一般的なようなので、PEラインを選択すればよいかと。
※自分は手持ちのリールに最初ナイロンを巻いていたので、そのまま使用していたが感度の問題ですぐPEへ変更した

自分が色々調べて購入したラインはこちら。
初心者はこれ!といったラインは特に存在しないが、安すぎず高すぎずである程度の品質のものが欲しかったので正解だったと思う。

加えてPEラインの場合は、単体で使用せず基本的にはリーダーまたはショックリーダーと言われる別のラインを結束して使うため、そちらも用意する必要がある。

自分はPE1号に対しこのリーダーを購入したが、同商品のもう一段階太さを落としたものでも十分だったかなとは感じてはいる。
理由としてはテトラ帯などで釣りをしないので、そこまで根に擦られる可能性もなく、かつ軽いワームなどを頻繁に使用するので、太さはなるべく細い方がアクションに不自然さが出ないため。

ルアー

人気のシリーズなどは釣具店や各ECでも品切れが常態化し、メルカリなどでは高額転売されるなど、色々とよろしくない状況になっているが、人気商品にこだわる必要はないと今は感じている。

それより、各ルアーの種類と使い所を調べてまず把握し、それぞれの種類から一つずつ購入するなど効率的な購入を心がけないと、割とお金がとんでもないことになる。。
なお、だいたい一つ1,600〜2,000円ほどするので、タックルベリーなどの中古釣り具店やヤフオク、メルカリなどをうまく使うことを強くオススメする。
(特に最初のうちは、ルアーをよくロストするので中古で全然良い)

プライヤー

多機能を謳う商品が多いようだが、あくまで大きな目的は、ラインをカットすることと、魚が釣れた際にフックを口から外すためにある。

なので、これができれば正直何でも良く、100均のペンチなどを使う方も多いかもしれない。
だがしかし、ここはちょっと落とし穴で、PEラインは比較的切りにくいラインであるため、防錆に関し何も対策されていない通常のペンチなどを使うとあっという間に錆びて切れなくなる(体験済み)。

ちょっと想像していただきたいのだが、釣り場でラインを結ぶ行為は非常にそれだけでも面倒な作業であるにも関わらず、そこにきて切れないペンチを使う、これは想像以上にストレスフルなこと(笑)

一つ1,000円しないくらいのものから売られているので、可能な限り専用のプライヤーを買うほうが確実に幸せになれます。

自分は3つほど使ったが、比較的安物の中でもこちらをチョイス。現状ではほぼ不満なし。
amazonだと安いし、プライヤーにおけるベストセラーになっているようだ(2021/6/14現在)。

ランディングネット(タモ網)

「これって、でかい魚かけた際に必要なだけでしょ?いらないいらない」
って思う人が割といるようで、結構釣り場で迷惑かけてる人ランキングでも上位に入るのでは?

釣りに絶対はないので、いつ誰がどこで大きい魚を釣るかなんて分からない。
だからこそ必ず携帯する必要があるわけで、これがないと他の釣り人に手間と迷惑をかけてランディングネットを借りるか、自分の竿が折れるか、そういう結末になるわけです。
特に大物がかかる可能性のあるシーバス釣りでは持ってないとダメ。

で、意外と初心者にとって実は購入が難しいものの一つかなと思う。
基本的に

  • ランディングシャフト(柄の部分)
  • ネット(網の部分)
  • 上記2つを接続するジョイント※なくてもOK

といった3つのパーツが別々で売られていて、それをチョイスして購入する必要があるから。
もちろんそれらがセットで最初から売られているものもあるが、あまりオススメはしない。。

なぜなら、ランディングネットって使う機会が多くないくせに必携のものなので、とにかく軽さやコンパクトさ、そして当然に重く大きい魚を獲るだけの強度が必要になる。
これらは狙う魚種や釣り場の水面と自分の距離、持ち運ぶスタイル、などを考えないと、邪魔な割にいざという時に使えないものになりがちだから、ある程度自分に合わせて選択して組み合わせる必要があるから難しい。

そこで、色々と考えて調べた上で私が実際に購入した、これなら通常の堤防や河川でだいたい間違いないぜというものを書くので、ぜひそれを鵜呑みにしてそのまま買うもよし、調べる参考にしてもらうもよし。

ランディングシャフト

ポイントは5mという長すぎず短すぎない対応力だが、それだけだと他にももっと安い候補はある。
ただし、万が一買い替えなどで手放す際にメルカリ等で販売することを想定すると、最終的なコストパフォーマンスはこの商品に利がありそうと判断し、あえて安物すぎないメーカー品をチョイス。

ネット

ポイントは4ピースという点。
携帯性を考慮し、ネットは二つ折りに畳めるものが存在するが、この商品の場合はなんと四つ折りまで小さくできる。
これにより、電車釣行などに非常に便利であり、なおかつネットフレームの形状が魚を取り込みやすい形状をしているところが気に入っている。網が大きいLサイズもあるので、心配な方はそちらを。

ジョイント

ネット部分とシャフト部分を繋ぐもので、これがあると折り畳んで携行性を高めることができる。
ちなみにジョイントといえば、昌栄ブランドかプロックス。
ジョイントは決して派手な部品ではない割になぜこんなに値段が高いのかと思うかもしれない。
しかし、ジョイントはネットと柄を繋ぐ要の部分であり、ここがスムーズな使いやすさや安定性などに直結してくる。
紹介している商品はネットフレームを柄の方へ首を折ることができるという点はもちろんのこと、取り付けや取り外しも工具不要のため断然おすすめ。

ランディングネットに関しては以上。

フローティングベスト

いわゆるライフジャケット。これも意外と軽視されがちだがマジで必須。
テトラ帯や足場の高い堤防などでは当たり前だけど、柵などが整備された堤防でも必ず着用すべき。
釣り場で落水する可能性は決して低くないことと、穏やかな堤防に見えても流れが急だったり、そもそも堤防などは落水後に這い上がることは非常に難しいとされている。

そうした命の危険を少しでも守るということが最大の理由だが、実はもう一つ着用のメリットがある。
それはフローティングベストには収納やD管(カラビナ等を引っ掛けられる輪っか)が多数用意されており、ベストにルアーやラインなどを収納することで手ぶらで快適な釣りができることである。

いちいちカバンやリュックなどから物を出し入れする煩わしさから解放され、特にシーバスなどランガンが重要な釣りでは絶大な威力を発揮する。

腰に巻くだけのウエストポーチ的な簡易タイプもあるが、やはり安全性と収納のメリットを考えるとベスト型を着用したい。
なお、他の道具と異なり、ベストはファッション性など個人の好みに大きく影響するので好きなものを探す方がよい。
自分の場合は、いかにもなダサい(失礼)ベストは着たくなかったので、まあまあな値段のするPazdesignのベストを購入したが、シンプルなデザイン性はもちろん、他のベストと違い浮力材がビーズ状なため着心地も良くめちゃくちゃ満足している。
また、このPazdesignのベストもそうだが、腰にベルトがついているものが時々存在する。
実はこれがかなりおすすめのタイプで、肩だけに重さが乗るベストより、腰と肩で重さを分散できるベストの方が体への負担が全然軽くなるのは想像に難くないだろう。

釣り場で人に話しかけたり話しかけられたりするとよく分かると思うが、釣り場では人の声は通りが悪い。また、運良く届いても方向性まで伝わりにくい。
そしてそれ以上に、落水後に大声で助けを呼ぶことが満足に継続的にできるかというと、体力面や水を飲んだりする恐れなどもあり、結構厳しい状況になることが想像できる。

そこで笛である。救難救助の場面では笛が効果的であり、釣り場にも持参しておくことで命の分かれ目があるといっても過言ではないだろう。
こんなもの小さいし安いので、躊躇わずフローティングベストのポケット等に常に入れておき、いざという時に吹けるようにしておこう。
(ちなみに先ほどのPazdesignのベストは、元々標準で笛が装備されているところもポイント)

ヘッドライト

夜など暗い場所での釣行も多く、そうした環境下でルアーを替えたりラインを結ぶなどの際に、ヘッドライトが必要となる。
iPhone等のライトは固定もできないし思わぬ落下アクシデントに繋がったりするので絶対におすすめしない。

また、手元を照らす以外の重要な目的は、ヘッドライトで赤色灯を点灯させること。
これは、夜自分の存在を周囲に知らせることで、キャスティング時などの事故や、釣り人以外の通行人等との接触などを避ける意味があり、夜釣りの場面では必須のマナー。

紹介したヘッドライトを私は現在使用しているが、センサー式を備えており、手でライトに触れずともON/OFFの切り替えができるなど、めちゃくちゃ実用的で手頃なので超オススメ。

ほぼ必須なモノ

以上、必須なものを紹介したが、まあなくても釣りは行けるけど絶対持っていた方がいいので気持ちとしては必須です、というものを紹介する。

それが以下である。

  • フィッシュグリップ(魚掴み)
  • スナップ

フィッシュグリップ

これは釣果写真でよくみる、シーバスの口にひっかけている金属の持ち手みたいなもの。
釣れたシーバスを手で触ることは、シーバス自体を弱らせる要因になるっていうことと、例えば針を外す際にシーバスが暴れて、その勢いでルアーのフックが指に刺さるなど大怪我の元なので、このフィッシュグリップで接することが推奨されている。

フィッシュグリップでシーバスの口を固定しつつ、プライヤーでフックを持って外す。

安全性もそうだし、釣り人的には手も汚さないで済むので、やはりこれはほぼ必須だと思うし、実際シーバスアングラーは大概持っているように思う。

自分はメジャーなウミボウズブランドのものを使用。調べた感じ迷ったらコレ、な人が多い印象。

スナップ

シーバス釣りはルアーを頻繁にチェンジしながら釣りをしていくので、いちいち結び直していると時間もかかるしリーダーもどんどん短くなっていってしまう。

これを解決するため、ラインにこのスナップとよばれるクリップのような輪っかを結びつけ、スナップを開閉することでルアーを簡単に脱着できるようにする便利グッズ。
なお、スナップはサイズ展開があるが、陸っぱりシーバスは0号、1号などをルアーサイズに合わせて持っておけば問題ないかと思う。
自分は載せたOWNERの0号を普段メインに使っているが、これが付けられなかったルアーは今の所ないし、強度に問題も感じたことはない。

ちなみに、最初自分はスナップの存在自体を知らず、素直に毎回結び直していたのでとても時間のロスをしていた…

最後に

久しぶりに釣りを再開し、今回シーバス釣りを始めるにあたって、色々と時間を使い調べまくった結果と、実際に釣行して必要だと感じたものを今回挙げてみた。

同じようにこれから始めようとする初心者にとって、まず最初の壁は必要な道具を揃えるための調査であり、ネットで調べてもまさに多種多様で明らかに宣伝案件のようなものも散見される。。

そんな中、私が書いた今回の記事がぜひ参考になれば、私の調査努力も意味があったなと感じる。

なお、今回は必要なものをざっとお伝えすることがあくまでメインなので、実際に私が購入して使っている商品に関しては、購入リンクを載せた程度となってしまったが、後日このあたりのレビューもそれぞれ書いていければと思っているので、ご興味ある方はぜひそちらもチラッと見ていただければ嬉しい。

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