アドリブ練習におけるコピーの落とし穴

ジャズだろうがジャズじゃなかろうが、
いわゆるアドリブソロを弾けるようになりたい方はとても多いと思います。
そうした中、一般的に「アドリブソロをコピーするのがいいよ!」という話はよくあること。

私自身はただのコンポーザー/アレンジャーというものを目指しているわけでなく、
プレイヤーとしても力をつけたい、と思っているため、
アドリブソロは一つの課題として日々皆さんと同様に四苦八苦しております。
そうした中、やはり他人のアドリブをコピーして身につける、というオーソドックスな手法はやはり大基本だと感じています。

ただし、そうしてコピーしたリックって、ちょっと練習したくらいでは中々身に染み込まず
実際のセッションで自然に出す、なんてことは思った以上にハードル高しです。。

もちろん、弾き込みが足りないなどのよくあるケースが大半だと思いますが、
コピーの仕方にも問題があるのではと感じます。

それは・・・

おいしい部分(フレーズ)だけコピーしてない?

ということ。
はい、私のことです・・・

いや、別にそれ自体が悪いというわけではないと思うんです。
問題なのは、なぜそのリックをかっこいいと思ったのか、後で分からなくなり、
使いどころを見失うことに繋がるのではないかと思うのですよ。

どういうこと?
ちょっと、考えてみてください。
アドリブソロって、ある種ストーリー仕立てというか、
横の流れで組まれているものですよね。
(例えば、起承転結があるソロが良いよ、なんて話はまさにこのこと)

つまり、それまでのアドリブの流れがあったからこそ
そのフレーズが映えてかっこいいものとして我々に伝わるのですよ。

なので、あるフレーズだけ切り取って、それをただ自分の中にいっぱい貯めるだけだと、
そのフレーズのかっこいい使い方を考慮せず蓄積しているだけなので、
せっかくのキラーフレーズが最大限に活かされないのではと最近感じています。

しかもですよ!
「うわーかっこいい」と感じたフレーズって、アドリブのピーク時に出ているフレーズだったりすることが多いのではないでしょうか。
となると、そのピーク時のフレーズばっかり自分の中に貯まっていき、
手持ちのフレーズは全部ピークフレーズ。

そんな中実践で使ったとしても、
起承転結がないのは元より、継ぎはぎ感際立つソロになるわけです。
そのうち、「あれ、このリックのどこがかっこいいんだっけ・・・なぜコピーした」となるわけです。もちろんそのリックがかっこ悪いわけではなく、お前がダサくしてるんだよ、とリック様は思っているでしょう。

つまり、
フレーズをコピーする=ただ音の並びやリズムをコピーする
なんかでは絶対に無いわけですね。

本当は、そのフレーズがどういう流れの中で使われたからかっこいいのか、
それごと理解してコピーし、実践投入、ということをやらねばあまり意味がないと自戒を込めて、そう思います。

だからこそ、「一曲まるごとコピー」みたいなことが推奨されるのですね。
これの意味は、ただその曲全体を弾けるようになるとかではなく、
曲の中の流れ、これを感じる勉強のためなはず。

もちろん、私も含め社会人はとりわけ時間が多くは割けないです。
そんな中で毎回アドリブ全編まるごと通して完璧にコピー!なんてことは現実的ではないし、
効率が悪いと思います。

よって、カッコいいと感じたフレーズのコピーでも十分だと思いますが、
上記のことを考慮した上でのコピーであれば、だいぶ活きるフレーズ、
使えるフレーズになるのではないでしょうか。
そして、何回かに一回くらいはアドリブ全編コピーもトライしてみればベターだと思います。

まとめ:
前後の流れを意識した上で、コピー&実践使用

さて、一昨日コットンクラブにて観てきましたので、
私も早速Pat Martino氏を上記の観点でコピーしてみますか!

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